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2020.10.28

プロジェクターの選び方



5対1の法則

スクリーンの照度と環境光

イベントの屋内・屋外の場所による明るさ、つまり環境光によってもスクリーンの照度を考える必要があります。せっかく高価で明るいプロジェクターを用意しても、上映に適した環境を作ることができなければ、その性能を最大限活かすことはできません。

映像コンテンツがメインの場面では、照明をコントロールし、スクリーン照度(ルクス):環境光照度(ルクス)の比率を少なくとも、5:1以上は確保したいところです。

必要なのは「300ルクス」以上

スクリーンの照度とプロジェクターの輝度

スクリーン照度とは映像が投影された際のスクリーンの明るさの度合いであり、プロジェクターの輝度とは、プロジェクターから出力される光量の度合いです。下記では、実際のプロジェクターの性能からスクリーン照度を算出してみます。




暗転状態※におけるスクリーン照度の算出方法(全白投影時)

※暗転状態とは環境光の照度が0ルクスの状態、つまり照明が一切灯っていない真っ暗な状態のことです。

プロジェクターの明るさ(ルーメン)÷投影サイズ(㎡)=スクリーン照度(ルクス)

で算出することができます。これをPT-DZ21Kの図式にはめ込むと、

①20,000(ルーメン)÷②48.94(㎡)=409(ルクス)

と算出することができます。

400ルクスを超え、最適な環境光を保つことができれば〈図1〉のように鮮明で見やすい映像を投影することが可能です。しかし、十分なスクリーン照度でなければ〈図3〉のように暗く見づらいものとなります。


<300ルクス>イベントの実施に適した明るさです。表彰式やパネルディスカッションなど、ステージに照明が必要なシーンや飲食を伴うパーティーなどでも映像を視認することができます。プロジェクターを選ぶ際に最初に目安にしたい数値です。

<200ルクス>薄明りの環境でも映像を上映することができますが、イベントの進行上照明を多用する場合にはその明るさに負けてしまうことがあります。周囲の環境によっては、やや物足りないと感じることがあるかもしれません。

<100ルクス>映像を問題なく見せるために暗転環境が必要なレベルです。屋外暗所でのプロジェクションマッピングで最低限必要とされる照度といわれています。セミナーなどで客席にメモを取るための照明を点灯した場合、画面の視認に影響が出ることがあります。


このように、プロジェクターを選ぶ際には「照度」「輝度」そして「環境光」がポイントになることがおわかりいただけましたでしょうか?

この他にもプロジェクターごとの特徴や会場環境などによって推奨のプロジェクターは異なります。「たくさんありすぎて選べない・・・」「こんな場合はどれにしたらいいの?」などお困りなことがありましたら、当社スタッフまでお気軽にご相談ください。

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