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2020.10.27

スクリーンの選び方



ケーススタディ 01

会場情報

●幅15m×奥行き20m×天井高4.5m(縦使いの会場)
●客席数360席のシアター形式
●スクリーンバトンなし

映像素材

●演台のパソコンのみ
●スライドデータはアスペクト比4:3で作成



考え方

①天井の高さを確認=4.5m

②着席の会場なので、スクリーンの下端を1.4m確保  

③スクリーンの縦幅は最大で3,1m。3,1m以下で、できるだけ大きいサイズのスクリーンを選択。

④映像素材の比率は4:3なのでスタンダードタイプのスクリーンを選択

⑤設置可能な範囲で最大サイズのスクリーンを選択

おすすめのスクリーンサイズは4:3タイプの180インチ
(180インチ:[外寸]W3,860×H2,940mm [画面サイズ]W3,660×H2,740mm)



ケーススタディ 02 大型会場でのスクリーン選択方法を検証してみよう

会場情報

●幅50m×奥行き26m×天井高9m(横使いの会場)
●天井に吊下げ2mのシャンデリアあり
●客席数1,350席のシアター形式
●スクリーンは3面設置

映像素材

●複数台のパソコンを使用
●スライドデータはレギュレーション上は16:9を推奨。
  ただし発表者によっては4:3のデータを用意している可能性がある
●HD画質のライブカメラを検討中




前項と同様に、立面図を使ってスクリーンサイズを検討します。
天井高は十分にあるものの、天井から吊り下げられたシャンデリアが気になります…


さらに、断面図を確認し、吊下げ2mのシャンデリアの干渉具合を検証します。


断面図を見るとシャンデリアは、プロジェクター光や最後列からの目線にほとんど干渉していません。この結果、当初プランの330インチよりさらに大きな400インチでも設置可能なことがわかりました。

今回の例ではスクリーンを3面設置するため330インチでも十分に視認性を確保できていますが、400インチという選択肢が加わることで、より柔軟なプランニングが可能になります。

考え方

①立体図から天井の高さを確認=9m

②天井高から(シャンデリア+登壇者+ステージ)の高さを引くと、スクリーンの縦幅は最大で4.8m、実際に設置可能なサイズは縦幅4.5m以内と判断

③さらに断面図を使った検証により、縦幅5m程度のスクリーンも選択肢に

④映像素材のアスペクト比は16:9優先とし、ワイドタイプを選択。設置可能な範囲で最大サイズのスクリーンを選択。

おすすめのスクリーンサイズは16:9タイプの330~400インチ
(400インチが最適なサイズとは限らず、あくまで会場全体のバランスを考慮し、330~400インチのスクリーンを選択することができます。)

会場によって照明機器の位置や天井の形状が異なります。いざ会場に行ってみると「天井が思ったより低かった。。。」という事態も無きにしも非ずです。事前に会場の広さや天井の高さ、スクリーンを設置する位置などしっかりプランを立てて、最適なスクリーンサイズを選ぶようにしましょう。

「全員からちゃんと見えるスクリーンの設置位置は?」「横幅が広い会場の場合は何枚スクリーンが必要?」などご不明な点がありましたら、お気軽にご相談ください。

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