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2021.10.25

おすすめは何インチ?|大型ディスプレイの選びかた

「大型ディスプレイ」には明確な基準があるわけではありませんが、当社では概ね32インチを超えるディスプレイを大型ディスプレイのカテゴリーとしています。たとえば展示会に出展するため大型のディスプレイを探すことになったとき、まずは「どのくらいのサイズを用意すればよいのか」という疑問に直面すると思います。インターネットで検索してみてもたくさんの種類があり、迷ってしまう のではないでしょうか。


今回はそんな「大型ディスプレイ」の選び方をご紹介したいと思います。


ディスプレイのサイズ「インチ」とは?

ディスプレイのサイズは一般的に「インチ」で表現されますが、意外とディスプレイのどの部分を指しているのかご存じない方も多いと思います。しかも「インチ」というよく耳にはするものの、私たちが日頃使い慣れていない単位が用いられています。

ディスプレイの「インチ」は、実は画面の対角の長さを指しています。1インチ=約25.4mmなので、40インチのディスプレイの対角の長さは約102センチとなります。このインチによるサイズ表現は、ディスプレイ以外にスクリーンでも使われています。当社ではディスプレイやスクリーンのサイズ一覧表を用意していますので、ご興味のある方はぜひご覧ください。

6インチから1000インチまで!画面サイズ一覧表


大型ディスプレイのサイズ感を比べてみよう

当社は32インチから98インチまでさまざまなサイズの大型ディスプレイを所有していますが、画面対角の長さをインチで言われてもどれくらいの大きさなのかイメージが湧きにくいと思います。

下のイラストはディスプレイのサイズごとの設置イメージです。




画面サイズをインチではなく横・縦の長さ(cm)で見てみると、32インチが幅 約 70cm×高さ 約 39cm、90インチのディスプレイが幅 約 200cm×高さ 約 113cmとなります。32インチ⇒90インチのようにインチサイズが3倍になれば、横・縦の長さもそれぞれ3倍になるわけですね。
※当社が所有するディスプレイのサイズの一例です。メーカーや機種によりサイズは若干異なります。


また、最近増えてきたディスプレイを縦向きに設置する場合のイメージはこちらになります。



たとえば、複数の商品を展示し、各商品の上に商品説明用の動画を流すディスプレイとして設置するなど、お客様に少し近づいて内容を見ていただくようなシーンのときは【32インチ~50インチ】が使われることが多いです。

一方、【60インチ~90インチ】くらいのサイズになると、数名から数十名の来場者を集めたデモに使うことができます。プレゼンテーションスライドだけでなく、例えばカメラ映像と切り替えて小型の製品の手元での実演映像を見せたり、料理やメイク、ネイルなどのデモを行ったりすることで、視認性や訴求力を高めることができます。

利用シーンや何を表示させるかなど、目的やコンテンツ、演出方法に合わせてディスプレイの大きさをお選びいただくとよいでしょう。縦向きに設置した80インチの4Kディスプレイに等身大の人物を表示して、展示商品のプレゼンテーションをする演出もおもしろそうですね。



スタンドでも、壁掛けでも!ディスプレイのいろいろな設置方法

当社の大型のディスプレイにはパソコン用ディスプレイのような自立タイプのスタンドは付属していないので、使用の際には壁面に取り付けるための金具や、それぞれのディスプレイに対応したスタンドを用意する必要があります。当社ではディスプレイをレンタルしていただいたお客様がイベント会場でスムーズに設置作業ができるよう、壁掛け・スタンド掛けどちらにも対応した金具を標準付属しています。

壁掛け

ディスプレイを壁に掛けて使用する場合、それぞれのディスプレイのサイズや重量に適した標準装備の金具により安全に固定できるだけでなく、高い位置に設置したときには画面を少し下向きに傾斜をつけることが可能です。木工の壁面だけでなく、「トラスに掛ける」「ハンガービームに取り付ける」など設置場所に応じて異なる金具が必要になる場合がありますので、まずはディスプレイの取付先がどのような状態または形状になっているか事前確認することが大切です。


壁面にディスプレイ設置するときは、まず金具を壁面に取り付けます

自立スタンド&床置きスタンド

自立スタンドに取り付ける場合は、人の目線もしくはそれより高い位置に高さ調節できます。キャスター付きなので、取り付けた後も自由にディスプレイを移動させることができます。

また、床置きスタンドを利用すると、会場内の低い位置に目立たないようにディスプレイを設置することができます。ディスプレイを上向きに傾斜させることができ、パネルディスカッションやステージイベントには欠かせない「転がしモニター」として頻繁に利用されています(現場のスタッフは「返し」や「ころがし」なんて呼び方をします)。


ステージ前の床置きスタンドに取り付けられたディスプレイ


ステージ袖やバックヤードでステージ上の様子を確認するために設置されることもあります

「ディスプレイ」?「モニター」?違いは何?ちょっと小話

ところで、表示装置のことをディスプレイといったり、モニターといったり「どっちがどっち?」と思ったことはありませんか?当社では厳密に使い分けをしているかといえば…正直なところ明確な基準はありません!

「モニター」というと、映像の世界ではきちんと表示できているか監視、確認、管理するためのものとして使われます。イベントのバックヤードにいくと、テクニカルスタッフがたくさんのモニターの前でオペレーションを行っています。ライブカメラの映像やパソコン、テロップなどの映像を複数のモニターに表示し、裏方からは見えにくいメインのスクリーンにはどの映像が表示されているのか(裏方からは見えないことが多いんです)、あるいは次のシーンではどの映像を選択または組み合わせて表示・配信するかといった確認をしています。また、ビデオエンジニアは色や輝度が正しく出ているか、ノイズは出ていないかなど常に映像の品質を厳しくチェックしています。


モニターがいっぱい!!

「monitor(=監視する、観察する)」という言葉の通り、じっくりと見るもの、映し出された情報を確認・評価するもの、そしてイベントの世界では本番中に決して途切れてはいけないものです。ちなみに映像の分野だけでなく音声で同様の目的で使われるスピーカーのことも「モニター(スピーカー)」と呼ぶことがあります。
お問い合わせいただく際には、「ディスプレイ」でも「モニター」でも通じますのでご安心ください。


「モニター」でモニター中

今回は大型ディスプレイの選び方についてご紹介させていただきました。展示会でのサイネージ使用やイベント会場での案内表示としての使用だけでなく、大型ディスプレイの用途は多岐にわたり、プロジェクターやLEDに引けを取らない映像演出を可能にしてくれる頼もしい機器です。

サイズ選定や設置方法、ディスプレイを取り入れた演出などでお困りの際はお気軽にご相談ください。

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