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2022.03.30

視認距離と画素ピッチに注目しよう | LEDディスプレイの選びかた

イベントや展示会、街中の看板や広告など、用途が広がり続けているLEDディスプレイ。一般的に広く知られているのはコンサートのステージに組まれる大型のLEDディスプレイやスタジアムのビジョンスクリーンですが、近年では店舗の外装や電子看板(デジタルサイネージ)など日常の生活の中でも目にする機会が増え、より身近な存在になりつつあります。「ディスプレイ」といっても、予めサイズが決まっている液晶ディスプレイとは仕組みや特徴が異なり、取り入れるために必要な準備も異なります。

今回はそんな「LEDディスプレイ」の選び方をご紹介したいと思います。

LED電球と同じ?LEDディスプレイの仕組みと特徴


まず「LED」と聞くと「あの長寿命の電球でしょ?」と思われる方も多いかと思いますが、映像業界では「LED」といえば「LEDディスプレイ」です。LEDは「Light Emitting Diode」の略で日本語では「発光ダイオード」と言います。バックライトを利用する液晶ディスプレイとは異なり、色を表現するLEDチップがそれぞれ自発光します。LEDディスプレイとは、その自発光しているチップが並べられたパネルを組み合わせて映像を表示する機器です。これだけだと難しく聞こえますが、たくさん並んだ小さい電球で映像を表現していると思っていただければ間違いありません。


点々がいっぱい!LEDチップひとつひとつが光っています。 この点々で映像を表現します。

このLEDディスプレイの長所は何と言っても長寿命&低消費電力であること。「結局電球と一緒じゃん!」となるわけですが、この長寿命&低消費電力という特徴は映像機器にとっても大きいメリットになります。

他にもLEDディスプレイを取り入れるメリットは多くあります。

  • 自発光のため表示が明るく、周辺環境光の影響を受けにくい。
  • 自発光のため、豊かな階調表現と高コントラストを実現できる。
  • 省スペースでも大型ビデオウォールの設置が可能。
  • パネルを組み合わせてさまざまなサイズを構成することができる。


  • よーく見ると点が並んでいます!綺麗な階調とコントラストです。

    表示能力は「ピッチ」で決まる


    LEDディスプレイを語るうえで欠かせないのが「ピッチ」です。ピッチとは【LEDチップとチップの間隔】のことで、単位はミリが使われます。先述の通り、このピッチ、つまり点と点の間隔が短いほど1枚のLEDパネルには点が多くなり表示能力が高くなります。たとえば、当社が所有している2種類のLEDパネル、AirMag2とAirULTRA-5C BBはどちらも同じサイズで500×500mm四方です。それぞれの1枚あたりのチップ数を比較してみると・・・

  • 2.6mmピッチ 「AirMag2」 → 1列192チップ × 192列 = 36,864個
  • 5.6mmピッチ 「AirULTRA-5C BB」  → 1列88チップ × 88列 = 7,744個

  • このようにピッチが小さくなるとチップが密になり、より映像を細部まで表現することが可能になります。LEDディスプレイを取り入れた映像演出をプランニングする際には、このピッチを検討する必要があります。

    ここでポイントになるのは、LEDディスプレイは一般的な液晶ディスプレイと異なり、1チップが1画素になるということ。組んだLEDパネルの枚数×1枚当たりの総ピッチ数が、映像の表示範囲になるのがLEDの一番の特徴です。LEDパネルに並んでいるチップの数だけ映像データの画素も必要になりますし、逆に映像データの画素数と同等のチップ数が必要になります。


    展示会では5.6mmピッチで横3m×高さ4.5mの大型ディスプレイを組みました。

    「ピッチ × 立ち位置 = 視認性」


    いざLEDディスプレイをプランニングする際に決めてとなるのは「視認性」です。点で映像を表現しているためLEDディスプレイは画面に近づくと映像が粗く見え、逆に画面から離れれば離れるほど映像の粗さは気にならなくなります。表示するコンテンツや画面の大きさ、設置場所や設置方法に加えて、映像を見る位置とディスプレイまでの距離は特に重要になります。これらの要素によって推奨されるLEDパネルの画素ピッチが異なるため、LEDを選定する際に予めこれらの情報を整えておくことがポイントです。

    たとえば、ディスプレイ画面と距離を3m以上空けると2.6mmピッチのLEDディスプレイの映像は明るいモニターのように見え、十分に映像を視認することができます。また、表示するコンテンツに小さい文字が多く含まれる場合や視認距離が3m未満になる場合は、より精細に表示できる1.5mmピッチが推奨されます。



    このように、LEDは一般的な液晶ディスプレイとは異なるプランニングポイントが多い映像機器ですが、その映像の明るさや迫力、またさまざまなサイズや形に組めるという点はLEDディスプレイのメリットであり魅力です。



    当社が所有しているLEDパネルは、「1.5mm」、「2.6mm」、「5.6mm」そして「6.9mm」の4種類。至近距離向きの高精細なものから屋外イベント向きのものまで取り扱っています。機器の選定や設置プランニングなどLEDディスプレイをご検討の際にはお気軽にご相談ください。



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