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2023.05.08

宙を舞う160kg!|大型プロジェクターの設置風景

さまざまなイベントシーンで取り入れられる映像演出は今や不可欠な要素で、プロジェクターはその映像演出に使用される代表的な機器です。現在では企業の会議室や学校、アミューズメントパークやイベント施設など、ありとあらゆるシーンでプロジェクターが設置されているのを見かけますし、中にはテレビ番組をプロジェクターで表示しているご家庭もあるのではないでしょうか。

LEDディスプレイと並んで映像を表示する機器として人気が高いプロジェクターは、煌びやかなLEDのようにその姿こそ見えないものの、イベント会場のどこかで密かにそして力強く映像を投映しています。多くの場合、照明が落とされ暗くした会場の客席後方や映写室と呼ばれる専用の部屋に設置されるため、その存在に気づかない方も多いでしょう。

しかし、当社のような映像機器を取り扱う会社が所有しているプロ用の大型プロジェクターは巨大な映像も映し出すことができるパワーを備えており、そのボディーはかなりの大きさになります。今回は、そんな大型プロジェクターのなかなか見る機会がない設置風景をご紹介したいと思います。


映写室にで活躍中のプロジェクター。その姿は観客席からは見えません…。

プロジェクターの横綱「PT-RQ50KJ」登場

今回は当社所有の大型プロジェクターの中でも横綱級にパワフルなパナソニック社製「PT-RQ50KJ」を映写台に設置し、10メートルほど離れたスクリーンへ投映しました。このPT-RQ50KJは以前にも記事でご紹介しましたが、「ネイティブ4K&50,000ルーメン」で700インチスーパーワイドスクリーンに1台で映像を投映できるハイスペックプロジェクターです。それゆえに、そのボディーもかなり巨大。重量はプロジェクター本体と取り付けられているフレームを合わせてなんと約160kg!とても人力で持ち上げることはできない重さです。


ずーーーん!

さぁ、台に載せてみましょう

今回は当社の「H1900重量映写台」にPT-RQ50KJを設置します。この映写台は高さ1.9mの大型プロジェクター専用の映写台です。さすがに人力で160kgをその高さまで持ち上げるのは難しいぞ…というわけで登場するのがパワーリフターです。パワーリフターとは、重量物を持ち上げたり降ろしたりするために使用される運搬機で、当社のものはカスタマイズ仕様で設計されており、耐加重250kgです。大型プロジェクターを安全かつ効率的に設置することを可能にしてくれる現場で大活躍の力強い機械です。

プロジェクター、映写台、パワーリフターが揃ったところでいざプロジェクターを台に載せてみます!まずは、プロジェクターのフレームに重量物を吊り上げるために使用される特殊なベルト「スリングベルト」を掛けます。パワーリフターのフォーク部分をベルトに通し、周囲に注意しながらゆっくり吊り上げていきます(ドキドキドキドキ…)。そしてパワーリフターで吊った状態で台の上まで移動していきます。


ついにPT-RQ50KJが吊り上げられました! 


飛ぶ巨大プロジェクター!わたしたちでもなかなかPT-50KJの下面は見る機会がありません。

そして無事にプロジェクターが台の上に乗ったことを確認し、パワーリフターのフォーク部分をスリングベルトから抜いたら台に載せる作業は完了です。パワーリフター導入以前は、大型プロジェクターも中型プロジェクターと同様に人力で映写台へ載せ込んでいました。屈強な技術スタッフたちのパワープレイを現場でよく見かけたものですが、現在では安全面や健康面、また作業効率のためにも当社ではパワーリフターの利用を推奨しています。

そしてプロジェクターレンズも取り付け完了です!

シャキーン!!

乗せたら終わりじゃない…ここから始まるプロジェクター調整作業

さて、無事に巨大プロジェクターを台に載せたところで電源を入れるわけですが、まだプロジェクター設置作業は終わりではありません。

大型プロジェクターには都度設置環境に合わせたレンズを取り付ける必要があります。カメラのレンズのように短距離、中距離、長距離、超短焦点などプロジェクターのレンズも種類はさまざまで、「投射距離」と呼ばれるスクリーンとプロジェクターの距離や投映する映像のサイズ(インチ数)を考慮して使用するレンズを選びます。そしてレンズを取り付けたら、さらに映像コンテンツを最適な状態で投映するため、プロフェッショナルの腕の見せ所、「調整作業」が始まります。


小さいドットや線を見て歪んでいないか確認中~。筆者が見ても違いがわかりませんでした…。


「テストパターン」や「クロスハッチ」と呼ばれる「線とドット(たくさんの点々)で構成された画像」を表示し、線や点が綺麗に表示されているかをチェックしていきます。スクリーンの四隅や中央など全体的に目視で確認し、歪んでいる箇所があればプロジェクターの傾きやレンズの垂直・水平位置の調整(レンズシフト)を行います。歪みやズレが生じる要因はさまざまあり、スクリーンやプロジェクターのほんのわずかな傾きよってフォーカスが合わないことも…。スクリーン全体に歪みやズレも無く、しっかり画像が表示されるまで技術スタッフは丁寧に調整していきます。


色やグレースケールもしっかりチェック!

ちなみに、今回は写真を撮影するために明るい場所で調整作業を行いましたが、通常は明かりを落として暗転させた環境下で行います。プロジェクター同様、暗い会場内で調整作業をするスタッフたちの姿もなかなか見えません。


よーーーく見ると映像確認中のスタッフのシルエットが!

イベントを華やかに演出しているプロジェクターが設置されるまでに、じつはこのような地道な設置作業が行われています。もしかしたら次回訪れるイベント会場でもまたプロジェクターがどこかから光を放っているかもしれませんね。今回のようになかなかお見せする機会がないプロジェクター設置作業などをぜひまたご紹介いたします。

当社では簡易的な小型プロジェクターからハイスペックな大型プロジェクターまで多種多様なラインナップをご用意しております。プロジェクターレンタルやプロジェクターを取り入れた演出プランなどお困りの際にはお気軽にご相談ください。


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