ここ数年で、展示会は大きな存在感を取り戻しました。再び「リアルの価値」が評価されるようになり、新しいジャンルの展示会も誕生するなど、非常に活発な動きが見られます。当社においても、展示会でのLEDディスプレイや大型液晶ディスプレイに関するご依頼が急増しており、映像機器が出展ブースを構成するうえで欠かせない要素になっていると実感しています。
今回は、LEDと大型液晶の両方を効果的に取り入れ、情報の伝え方を工夫されていた株式会社不二越様の展示ブース事例をご紹介します。隔年で開催される「国際ロボット展」において、当社は2023年と2025年の2回にわたり映像機器の設置を担当させていただきました。

LEDと液晶で役割を「整理」したブース設計
2023年、2025年の両年ともに、不二越様のブースではLEDと液晶を組み合わせたデザインが採用されました。特筆すべきは、ディスプレイの種類によって「ステージプレゼンテーション」と「個別機器の説明」が明確に役割分担されていた点です。
まず、プレゼンテーションステージの背面には、2.6mmピッチの高精細LEDディスプレイを設置。高い視認性で遠くの来場者を引き付けつつ、ダイナミックな演出でプレゼンテーションを盛り上げました。
一方で液晶ディスプレイは、より近距離で視聴することを想定した「説明用モニター」として展示製品ごとに設置。具体的な機能解説や実働映像を、細部までクリアに届ける役割を果たしていました。特に印象的だったのが、ステージと各展示の動線が重ならないよう設計されていた点です。これにより、ブース内の人の流れと情報提供の流れが非常にスムーズに整理されており、来場者がストレスなく情報を得られる構造になっていました。
LEDディスプレイの「存在感」を活かす
展示会でLEDディスプレイを使う最大の魅力は、なんといってもその圧倒的な存在感です。 高輝度・大画面であることに加え、自由なサイズ構成が可能なため、縦長や横長の画面をサイネージとして活用することもできます。アイキャッチとしての力は非常に強力で、多くの展示会でもブースの軸となるメッセージをLEDで発信している例をよく目にします。また、最近では空間演出のツールとしても注目されており、来場者の関心を引き付けるエントランスの演出としても取り入れられています。


液晶ディスプレイで情報の「精度」を上げる
一方、液晶ディスプレイはLEDに比べて、細かい文字情報や繊細なUI(ユーザーインターフェース)の表現に向いています。製品の詳細スペックや解説資料など、じっくり読み込む情報を表示するのに最適です。必要な情報を過不足なく伝えられるUI表現に優れたブースは、来場者に「分かりやすい」という良いインプレッションを残します。また、精細な映像を活かして、ブース全体の世界観を補完する装飾的な演出としても活用可能です。


昨今、映像機器のラインアップはますます豊富になり、どのようなブース演出も実現可能になっています。だからこそ、機器を選ぶ際には「何を、誰に、どう伝えるか」というプランニングが重要です。 映像は、企業のメッセージを届けるための強力なコミュニケーションツールです。
当社では、ブースの規模や目的に合わせて最適な構成をご提案し、設営からオペレーションまで一貫してサポートいたします。展示会の映像プランニングでお困りの際は、どうぞお気軽にご相談ください。


